ヤフオクで「欲しい商品があるけど少し値段が高いな、あと少し安くなれば買うんだけど」そんなときに便利な機能が「値下げ交渉」です。
値下げ交渉のついている商品を購入したい。でもいくらくらいを提示するのが相場なのかわからない。
そんな人もいるのではないでしょうか?僕は出品者として何度か値下げ交渉をつけて売ったことがあります。
そこで出品者の立場として値下げ交渉の相場について回答します。
ヤフオクの値下げ交渉は無くなりました。
値下げ交渉の相場
過去相場がある商品なら、過去に売れた金額の下限くらいが妥当です。
過去相場があまりないものなら、出品価格の1割から2割くらいが妥当です。
それ以下でも可能性はないわけではありませんが、落札できる可能性は徐々に下がっていきます。
出品価格の半額だとかなり厳しいと思ってください。
細かいことに関しては後で詳しく解説します。
目次
値下げ交渉とは?
値下げ交渉機能とは、入札者が出品者に対し、入札者が希望する価格での落札の交渉を簡単に行うことができる機能です。出品者が定額(開始価格と即決価格が同額)出品し、かつ、「値下げ交渉あり」を設定したオークションで、値下げ交渉機能を利用できます。
引用元:ヤフオクヘルプ
ヤフオクで商品名で検索すると下のような画像が表示されます。
値下げ交渉ありの場合は即決価格の下に「値下げ交渉あり」の表示があります。
商品名をクリックして商品の説明ページに行くと「今すぐ落札する」の下に「値下げ交渉をする」のボタンがあります。
「値下げ交渉をする」をクリックすると以下のページに移動します。
交渉価格を入力して確認するをクリックします。
「ガイドラインに同意して、交渉する」をクリックすると出品者に価格交渉の通知行きます。
この後、出品者が交渉を受けると落札できて落札者になります。出品者が拒否をすると断りのメールが届きます。
値下げ交渉をつける出品者の気持ち
値下げ交渉をつける理由は大きく分けて以下の4つになります。
- 早く売りたい
- 長い間売れていない
- 相場がわからない
- 落札者を選びたい
- 併売をしている
早く売りたい・・・できるだけ早く売りたいでも安値スタートの場合は、安く落札されるリスクがありますが値下げ交渉ありならその心配がありません。
長い間売れていない・・・長い間売れていない・・・結構ありがちです。僕はいつもオークション形式ではなく、売りたい値段で売るため即決価格で売っています。
値段を下げるという考え方もありますが出来たら高く売りたいですよね。何度もちょっとずつ値下げするのは面倒だし時間がかかります。かといってあまり安くスタートしても安く終わってしまう可能性もあります。そんな時に値下げ交渉をつけて、値段を決めてもらって妥協できる範囲内なら落札してもらいます。
相場がわからない・・・人気商品だったらある程度相場がわかりますが、そこまで人気のある商品でない場合は過去売れた金額で出品してもなかなか売れなかったりします。
そこで値下げ交渉をつけてどれくらいなら欲しいのか知りたいから、値下げ交渉をつけることがあります。
落札者を選びたい・・・オークション形式や即決形式では落札者を選べません。値下げ交渉なら交渉してきた相手の中から誰にするか選ぶことができます。落札者を選びたい人には便利な機能です。だから値下げ交渉は悪い評価が多い人には不利かもしれません。
併売している・・・併売していて同時に落札されるのを防ぐために値下げ交渉をつける場合もあります。値下げ交渉が付いている場合は、即決で落札されるより値下げ交渉されて落札されることが多いです。
そのため値下げ交渉が入ったら別のところに出品しているものを取り下げる。こうすれば同時に落札することを防ぐことができます。
値下げ交渉の相場はどれくらい?
値下げ交渉のある商品が欲しい。でも値下げ交渉ありと言ってもあまり安い値段を提示したら出品者が嫌な気持ちになるのでは?そんな心配をしている人もいると思います。
値下げ交渉をするのはタダだけど、出品者に不快な思いをさせるだけだったら意味がないですよね。
本来、自分がこの値段までだったらほしいという値段を提示すればいいのですが、正直言うと出品者の気持ちとしてはあまり安い値段をつけられてもいい気持ちはしないですね。
もちろん、低い価格で値下げ交渉をするのは自由なんですけど・・・
値下げ交渉をするときは、まず出品価格の何パーセントで考えるのではなくその商品の相場で考えましょう。
相場について解説
過去その商品が売れた値段を調べることで、その商品の相場がわかります。
ただし過去相場にはバラツキがあります。
同じものでも全く同じで売れるわけではなく、過去の落札相場には幅があると思ってください。
過去相場の調べ方についてはこちらを参照してください。
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過去相場の範囲内なら落札できる可能性は高いです。自分が買いたいと思える金額を提示してもいいのですが、出来たら安く落札したいですよね?
値下げ交渉は3回までできます。
だから最初は相場の下限より少し低い価格交渉して、断られたらもう少し高く、さらに断られたら自分の妥協できる最大の金額で交渉するという方法がお勧めです。
相場がわからない商品なら最初は出品価格の3割引きで交渉して、断られたら2割引き、さらに断られたら1割引きで交渉するという方法をとりましょう。
ただし1回目の返事で「○円以上を希望しています」と言う回答がある場合があります。その場合はその価格でも欲しいならその価格を提示しましょう。
値引きしてくれそうな出品者
出品者の評価の数と出品数を見てください。
評価がたくさんある人や同じ系統の物をたくさん売っている人は、商売でやっている可能性が高いです。
こういう人は相場をわかっているので、大幅な値下げ交渉には応じてくれる可能性が低いです。
逆に評価の多くない人や同じ系列の物を数多く出品しているわけではない人は、不用品を処分したいと思っている可能性が高いので大幅な値引きにも応じてくれる可能性があります。
この場合は、大きく値下げ交渉をしてみるのもありかもしれません。
値下げ交渉を質問からすることはOKなの?
あと少し安ければ買うんだけどと言う商品があった。でも値下げ交渉はついていない。
そんな時に質問欄から「値下げできませんか?」と聞くのはありなんでしょうか?
特別、ヤフオクの規約には違反していませんが出品者には断られる可能性が高いです。
断られるのが嫌な人にはお勧めできないですね。
それに下手をすると出品者にブラックリスト入りされる可能性もあります。
ヤフオクのルールからは多少外れているのであくまでも自己責任でやってください。
質問の仕方や文例についてはこちらを参照してください。
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値下げ交渉の実体験
僕が値下げ交渉をつける場合は、大体が長く売れていないものが多いです。だから必ずしも「いくらなら売る」という明確な基準はなかったりします。
値下げ交渉をされて例えば半額だったら間違いなく拒否しますが。
2割引きとか1割引きとかだったら悩んで、その時の気分で決めます。
僕はある商品を21,500円で値下げ交渉をつけて出品していました。
その時に同じ商品を出品している人は他にもいてオークション形式で22,500円スタートでした。
その商品に10,000円で値下げ交渉が入りました。
もちろん断りました。
なぜかというとこの商品の過去相場が過去3か月で2つあって1つがオークション形式で18,100円もう1つが即決で19,260円です。
これを考えると安値スタートでも最低でも16,000円くらいになることはわかります。
10,000円で売る理由がないですよね。
相場を無視した価格だと、落札できる可能性はほぼないと思ってください。
結局、この商品は別の人から20,000円で値下げ交渉が入ったので、その価格で交渉成立しました。
もし19,500円位だったら悩んでその時の気分で決めたと思います。
ヤフオクの売り上げがあまり売れていない月だったら売ることがあるし、売れている月だったらもう少し待ってみるため断ることもあります。
まとめ
今回のまとめ
- 値下げ交渉は過去相場を見て決める
- 過去相場の範囲内なら落札できる可能性が高い
- 過去相場があまりないものなら出品価格の1割引きから2割引きくらいなら落札できる可能性が高い
- 最初は3割引きだめなら2割引き最後に1割引きで何度か交渉してみるのがベスト
出品者が商売でヤフオクを利用しているわけではない場合は、ある程度大きく値下げ交渉して落札できる可能性もありますが、一般的には相場を大きく無視した価格で交渉しても断られるだけのでやめたほうがいいですね。