最近はメルカリが人気ですが、僕はヤフオクのほうが好きですね。ヤフオクにはメルカリにはない魅力があります。
メルカリとの大きな違いは、メルカリはすべて即決価格なのに対して、ヤフオクはオークションで自動入札と言うシステムがあります。
メルカリから始めてヤフオクもやってみようと思った人は、このシステムにちょっと戸惑うかもしれませんね。
仕組みがわからないでオークションをすると、思わぬ損をしてしまったりすることもあります。
今回はヤフオクの自動入札についてお伝えします。
目次
ヤフオクの自動入札とは?
ヤフオクは自動入札と言うシステムになっています。
もともとオークションと言うのは一つの場所に集まって「1000円」「2000円」とそれぞれが声を出して最高値を付けた人が落札するシステムです。
でもヤフオクってずーとその場にいるわけではないですよね。そこで自動入札と言うシステムになっています。
入札のしくみ(自動入札と最高入札額)
ヤフオク!の入札方法は「自動入札」と呼ばれるしくみで行われます。
■自動入札とは
自動入札とは、予算の上限(最高入札額)を入力しておくと、現在価格から最高額の間で自動的に入札するしくみです。【自動入札にするには】
入札する際に予算の最高額で入札します。自動入札の設定などは不要です。■現在価格について(開始価格と入札可能な最低金額)
「入札が可能な最低金額」とは入札する際に設定できる最低金額です。入札者がいないオークションは「現在の価格」と同額、入札者がいるオークションは「現在の価格+入札単位」です。
出典:ヤフオクヘルプ
例えばスタート価格300円の商品がありました。
Aさんが1万円で入札しました。
現在価格は300円のままです。
次にBさんが500円で入札しました。
現在価格は510円になりAさんが最高入札者のままです。
もしこのまま他に入札者が現れないで、オークションが終了したらAさんが510円で落札できます。
ただ価値のあるものだと終了間際にどんどん値段が上がっていくことになります。
本当は2万円払って良いと思っていても、とりあえず1万円で入札した。
入札しておいてライバルがずっと現れないから安心と思っていたら、終了間際に高値更新されることがよくあります。
あとあと後悔しないようにいくらまでなら入札していいか、しっかり決めてから入札しましょう。
重要なポイント
入札金額が高くてもライバルがいなければ価格は上がらない。入札した金額が1万円でもライバルが500円だったら、それを入札単位分超えた金額が落札金額になる。
入札の単位は?
ヤフオクには入札単位と言うものがあります。
入札時に上乗せする金額(入札単位)
入札者がいるオークションに入札するとき、最高入札額で「現在の価格」に上乗せする最低金額を「入札単位」と呼びます。また、自動入札による入札時、コンピューターは入札単位ずつ価格を上げて再入札します。入札単位は「現在の価格」により、以下のように自動で決まります。入札により「現在の価格」が上がると、入札単位も自動で変わります。
現在の価格 入札単位 1円~1,000円未満 10円 1,000円~5,000円未満 100円 5,000円~1万円未満 250円 1万円~5万円未満 500円 5万円~ 1,000円 出典:ヤフオクヘルプ
例えば現在価格1000円の物がありました。
入札者がいなければ1000円で入札できます。でも入札者がいた場合は1100円から入札可能です。
高値更新の仕組みは例えば入札額1000円で現在価格500円の商品に600円で入札すると、現在価格は610円になります。
入札額が十万円で現在価格が5万円にの商品に6万円で入札すると、現在価格は61,000円になります。
入札の取り消しはできないの?
入札したけどあとでもっとお買い得なものを見つけてしまった。
よく商品を見たら自分が思っている物と違った。相手の評価に問題があった。
こんな時な入札を取り消したいと思いますよね。でも入札は取り消すことができません。
入札を取り消すことのできるのは、出品者のみです。
もし間違えて入札をしてしまったら、質問欄から入札を取り消してもらうように頼みましょう。
ただし断れることもあります。取り消しを受け入れてもらえても、ブラックリスト入りされる可能性もあります。
なので入札するときは慎重に入札するようにしましょう。
ただし入札を取り消しはできませんが、入札金額を低くすることはできます。
例えば現在価格500円の商品がありました。
1万円で入札しました。
こんな時は、金額を下げて510円で入札をすることが可能です。他の人が520円以上の価格で入札したら高値更新されます。
ある程度価値のあるものだったら安く入札すれば、高値更新されるので落札者になることは防げます。
同じ金額を入札したらどうなるの?
例えば現在価格2,000円の商品がありました。
まずAさんが4,000円で入札しました。
現在価格は2,000円です。
次にBさんが4,000円で入札しました。
この場合は最初に入札したAさんが4,000円で最高落札者のままです。
同じ金額なら早い者勝ちになります。
端数入札って何?
端数入札と言うテクニックがあります。例えば現在価格10,000円の商品がありました。
21,000円までだったら欲しいなって思ったらいくらで入札しますか?
普通は21,000円ですよね。そこを21,001円で入札します。
するとどうなるのか?もし入札している人が21,000円で入札済みだったら21,001円で高値更新して最高入札者に成れます。
出品者で端数入札を嫌う人もいますが、端数入札は正当な手段です。
他の人がいくらで入札しているかわかるの?
現在価格1000円で入札者が1人いました。
現在の入札者はいくらで入札しているのか気になりますね。
これは調べる方法があるのかと言うと、入札するまでわかりません。
基本的に高値更新する価格まで入札しないとわかりません。
ただし同額を入札した場合は、入札できないで価格が自分が入れた価格と同じになるのでその時はわかります。
自動入札のない商品はないの?
自動入札でどんどん値段が上がっていくのが嫌だ。そういう人もいますがそれは仕方ないことです。
ただしスタート価格が即決価格の商品は当然ながら自動入札にはなりません。その価格を入札したら落札になります。
あとはオークション形式と即決ありの併用の商品もあります。
こんな商品があったとします。現在価格1万円、即決価格2万円。
これってなかなか悩むところですよね。
できるだけ安く落札したいから1万5千円で入札した。もしライバルが現れなかったら1万円で落札できます。
これが1万6千円で入札する人が現れたら、高値更新されて現在価格は15,500円になります。
ここで1万7千円を入札したら現在価格は16,500円になって自分が最高入札者になります。
ところがここでライバルが2万円で入札したら、ライバルに落札されてオークションは終了になります。
結構ありがちだったりします。とりあえず入札しといてライバルが現れたらすぐに2万円で落札しようと思っても、即2万で落札されることもよくあります。
お買い得だと思ったら即決で落札してしまう方が後悔はありません。
終了時間間際に入札されたら?
終了時間の5分以内に入札されたら、自動延長になります。(自動延長なしにも設定できますが、ほとんどは自動延長ありになっています)
終了時間+5分の延長になります。
この延長は入札が終わるまで終わりません。
自動延長の時間にさらに値段が高くなるってよくあることです。
自動延長についてはこちらを参照してください。
ヤフオクの自動延長はいつまでなの?熱くなりやすい人はこうしよう
まとめ
自動入札は入札すれば、ライバルが入札すると自動的に価格が上昇します。
ライバルが自分より高値を付けると高値更新されて、ライバルが自分の入札金額より安いとその金額の入札単位分を超えた価格が落札金額になります。
もし入札してライバルが現れなければ、現在価格のまま終了します。
オークションで落札するためには他の人より高い金額をつけることです。
即決方式の商品は、早い者勝ちなので即決価格でも欲しいと思ったら落札することをお勧めします。