ヤフオクの送料負担はどっちが得?いろいろなパターンを考察した結論
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ヤフオクに出品する時に、送料負担は落札者か出品者かどっちにしようか迷っている。そんな話を聞いたことがあります。

送料をどっちの負担にするかって、なかなか難しい問題だったりします。

メルカリとかはどちらも選べるのですが、出品者負担にする人がほとんどですね。ただヤフオクの場合は、送料負担は落札者にする人が多いようです。

ヤフオクの送料は出品者負担にするのと落札者にするのはどちらが得でしょうか?いろいろ考えてみました。

ヤフオクの送料負担はどっちが得か?



出品者としては送料負担はどっちに設定したほうが得なのかと言うと、基本的には落札者負担にしたほうが得になります。

ただし一部例外もありますので、状況によっては出品者負担にして送料無料に設定するのもありです。

落札者負担にすると得な理由



落札者負担にするメリットは3つあります。

  • 金額がより安く見えやすくなる
  • 地域での送料差を気にする必要がない
  • 落札価格に手数料がかかる

金額がより安く見えやすくなる

送料を自分で負担するより、落札した人が負担をしたほうが得ですよね。でも落札する人は送料の分も考えて落札するのじゃないの?って思うかもしれませんが、落札する人は実はそこまでしっかり見ていないことも多いです。

「送料込み1200円 送料別1100円 発送方法はクリックポスト」こんな出品があったとします。

総額で見たら1200円のほうが安いのですが、みんながみんなとは言いませんが入札する人の心理としては、どうしても金額の安い方に目が行くことになります。

安い順に並び変えてみたら、送料別のほうが先に表示されることも影響するのかもしれません。

地域での送料差を気にする必要がない

全国一律料金の発送方法ならいいのですが、ゆうパックやヤマト宅急便だと送る地域で料金が変わってきます。

どの地域の人に落札されるかわかりません。ゆうパックで送料出品者負担で出品したら落札した人がすごく遠くの人だった。なんてこともあります。

そうなるとなんか損をした気分ですよね。

落札価格に手数料がかかる

ヤフオクの手数料は支払った金額ではなく落札価格にかかることになります。

非会員だと10%ですが例えば送料込み11,000円で落札された場合は、手数料は1,100円になります。

これが送料別で10,000円で落札、送料が落札者負担(1000円)だった場合は、支払った金額は同じ11,000円ですが手数料は1000円になります。

落札者が支払う金額が同じでも、落札価格が1000円高いので100円余計に手数料がかかります。

ただし送料出品者負担だと送料が安くなる発送方法がある



基本的には送料負担は落札者にしたほうが出品者にとっては得なのですが、送料を出品者負担にすると安くなる発送方法があります。

出品者負担にすると安くなる発送方法は5つです。

  • ゆうパックおてがる版
  • ヤフネコ宅急便
  • 宅急便コンパクト
  • ゆうパケットおてがる版
  • ネコポス

下記表を参考にしてください。

出品者負担 落札者負担 差額
ゆうパックおてがる版 60サイズ 600円 630円から1250円 30円から650円
ヤフネコ宅急便 60サイズ 600円 657円から1737円 57円から1137円
宅急便コンパクト 380円 444円から984円 64円から540円
ゆうパケットおてがる版 175円 210円 35円
ネコポス 195円 225円 30円

ネコポスは30円安いだけなのでそんなにお得感は感じないですね。ゆうパケットおてがる版も35円安いだけなのでそれほどでもありません。

ただし宅急便コンパクトになるとだいぶお得感が出てきます。地域によって送料が異なるのですが、最低でも64円の差が出ます。

遠くの地域に送る場合はさらに差が出てきます。

もし北海道から沖縄に送った場合は540円も違います。東京あたりに住んでいた場合はそこまでの差が出ませんが、それでも青森あたりに送った場合は118円の差が出ます。

これくらいの地域だったらありがちですよね。特に北海道や青森、沖縄や鹿児島に住んでいる人は、遠くの地域に送ることが多くなると思います。

日本の真ん中あたりに住んでいる人よりも、端の方に住んでいる人のほうが利用価値が高いサービスだと思います。

ゆうパックおてがる版とヤフネコ宅急便の場合は、出品者負担だと地域とサイズで料金が変わってきます。落札者負担だとサイズごとに料金は異なりますが、全国一律料金で送れるのがうれしいですよね。

北海道から沖縄に送っても同じ料金てすごく良いサービスですよね。

落札者負担での送り方には問題点もある



上記の5つの発送方法は出品者負担にすれば、全国一律料金で便利なサービスですが難点が2つあります。

  • 集荷やポスト投函ができない
  • 小さい物を送る場合は差があまりない

集荷やポスト投函ができない

ゆうパックおてがる版、ヤフネコ宅急便、宅急便コンパクト、ゆうパケットおてがる版、ネコポスに共通するのがすべて集荷もポスト投函もできないことです。

郵便局かヤマト運輸もしくはコンビニでの発送になります。

ゆうパックおてがる版、ヤフネコ宅急便の場合は重たい物を発送するのは大変ですし、宅急便コンパクト、ゆうパケットおてがる版、ネコポスの場合は数多く発送するのはかなり面倒です。

そんなに重い物を発送するわけではないとか、数多く発送するわけではない。店舗で発送することに問題がないなら、この発送方法で出品者負担にするのはお勧めです。

小さい物を送る場合は差があまりない

ゆうパックおてがる版、ヤフネコ宅急便、宅急便コンパクトに関してはある程度の大きさの物(クリックポストに入らない物)を送る場合は、ゆうパックやヤマト宅急便、レターパックプラスに比べて安く発送できます。

ただし小さい物を送る場合(クリックポストに入る物)は、ゆうパケットおてがる版、ネコポスの出品者負担は、金額的にクリックポストやゆうメールと比べて特別割安感はありません。

もともとクリックポストやゆうメールが全国一律料金だからです。

まとめ



送料負担はどっちが良いかと言うと、基本的には落札者負担のほうが出品者にとっては得なことが多いです。

クリックポストに入らない大きさの物を発送する場合は、ゆうパックおてがる版、ヤフネコ宅急便、宅急便コンパクトの場合は出品者負担にすればだいぶ安く発送できます。

特に北海道や東北・鹿児島や沖縄に住んでいる人など、遠くの地域に送ることが多い人には送料がだいぶ安くなるので、これらの発送方法で出品者負担にしてもいいでしょう。

ただしこれらの発送方法は集荷とポスト投函ができないので、重い物や数多く送る場合には向いていません。店舗で発送しても負担にならないようなら利用してみてください。