何かネットで物を売る時に便利なのがヤフオクです。でもAmazonでも商品を売ることができます。Amazonとヤフオク、売るとしたらどっちが良いのでしょうか?
AmazonにはAmazonの良さがありますし、ヤフオクにはヤフオクの良さがあります。
今回はそれぞれの違いと、どちらに出品したほうがいいかについてお伝えします。
手数料の違い
Amazonとヤフオクでは手数料が違います。
ヤフオクの場合はプレミアム会員だと月に498円かかって商品が売れた場合は8.64%、非プレミアム会員だと商品が売れた場合10%の手数料かかかります。
Amazonの場合はだいぶ複雑です。カテゴリーによって販売手数料が8%、10%、15%と違ってきます。
そして、カテゴリー成約料が80円から140円さらに小口の場合は100円かかります。大口の場合は月に4900円がなにも売れなくてもかかります。
FBAを利用するとFBAの手数料と、FBAの倉庫に送るまでの送料がかかります。
いろいろ難しく思えるかもしれませんが、下記サイトで簡単に計算ができます。
手数料の違いは重要ではない?
Amazonの手数料はヤフオクよりも高いことが多いです。じゃあヤフオクに出品したほうが得なのかと言うとそうではありません。手数料は必ずしも重要ではなかったりします。
大事なのはいくらで売れるかです。同じ金額で売れるなら手数料の安いヤフオクで売ったほうが得ですが、手数料が高くてもそれ以上にAmazonで高く売れればAmazonで売ったほうが得ですよね。
実際に物にもよりますがヤフオクよりもAmazonのほうが手数料を考えても、高く売れることが多かったりします。
規約の違い
Amazonは規約が厳しくてヤフオクはだいぶ緩いです。Amazonは個人がそれぞれ出品しているというよりも、Amazonの規約に基づいて出品しないといけません。
30日の返金保証があって、相手から返品を求められたら応じないといけません。それ以外にも何か規約違反をするとアカウントが停止して、二度とAmazonが利用できなくなることもあったりします。
ヤフオクは一応規約がありますがかなり緩いです。
出品者と購入者の関係
ヤフオクの場合は、出品者も落札者も対等の関係です。取引が終わったらお互い評価しあって終了になります。
Amazonの場合は、出品者が販売者で購入者はお客様です。購入者は出品者を評価することができますが、出品者は購入者を評価することはできません。
このためヤフオクの場合は報復評価を恐れてあまり悪い評価をつけることは、少ないのですがAmazonの場合は報復評価はないので悪い評価を付けられやすい傾向にあります。
それ以外にも出品者は販売ページに、住所や電話番号を公開しないといけません。
ヤフオクは個人の取引、AmazonはAmazonに出店しているお店のようなものだと思ってください。
実際に購入する人の気持ち
ヤフオクの場合は個人から買っている
Amazonの場合はマーケットプレイスでもAmazonで買っていると思っています。
Amazonに出品するときは、このことを十分理解して規約を守らなければいけません。ヤフオクだったらいい加減でいいとは言いませんが、ヤフオクのような気持ちでAmazonに出品していると痛い目にあいます。
価格設定の違い
ヤフオクの場合はオークション方式です。即決のみもできますが安値スタートをして即決価格をつけることもできます。
Amazonの場合は固定価格になります。
この違いは結構大きかったりします。ヤフオクの場合は、相場がわからなければ安値スタートして売り切る方法もありますが、Amazonの場合はライバルの価格を見ながら徐々に下げていくことになります。
価格が一緒でも即決価格で出品すればライバルと差別化できますが、差別化しづらいです。
出品できる物
Amazonでは出品できる物に制限があります。現在は新規のIDですとCDが出品できなかったりします。それ以外にもカタログにないものは出品するのがかなり面倒です。
それに比べてヤフオクはなんでも出品できます。もちろん違法な物やヤフオクが禁止している物は別として壊れたものでも、自分が作った物でも出品出来てしまいます。
例えばあるアーティストのCDやDVDやグッズなどを、まとめてセットにして売ることだってできてしまいます。自由度の高さで言えば断然ヤフオクです。
過去相場の見方
何かを売る時は過去相場が重要です。ヤフオクの場合はヤフオクで過去3か月まで調べることができます。3か月以上前の物はオークファンで調べることができます。
Amazonの場合は、モノレートで調べることができますがモノレートでは、いくらで売れたかまではわかりません。
過去相場の最安値とランキングが上がったことだけを見ることができます。このため最安値が状態が悪いもので他の相場から離れていると、いくらなら売れるか正確な数値がわかりません。
売って発送するまでの手間
ヤフオクは出品するときは自分で商品説明を書いて写真を撮って、カテゴリーを決めて出品しないといけません。さらに売れたら梱包して発送して発送連絡をして評価をして取引が終了します。
Amazonの場合はカタログから出品して、商品説明と値段とコンディションを選ぶだけなのでとても簡単です。さらにFBAを使えばAmazonの倉庫に送って、あとは売れたら勝手に発送してくれます。
一度送ってしまえば勝手に売ってくれるのは、非常に楽です。FBAに送るのは自分の好きな時に送れます。ヤフオクの場合はどんなに忙しくても、売れたら発送作業をしないといけません。
手間を考えたら断然Amazonのほうが楽です。
どちらに出品すると良いのか?
不用品を処分したいなら、規約の厳しくないヤフオクをお勧めします。
商売として何か仕入れて売りたいならAmazonがおすすめです。
基本はAmazonをメインにして、Amazonで売れない物やダブっている物をヤフオクで売るという形にするのがいいでしょう。
まとめ
手数料を考えても、Amazonのほうが高く売れることが多くて手間もかかりません。ただしヤフオクのほうが自由度が高く、規約も厳しくはありません。
不用品を売りたい場合は、ヤフオクで売る方がいいでしょう。
商売として売るなら、高く売れて手間もかからないAmazonがおすすめです。
ただAmazonで売る場合はAmazonの規約を理解して、しっかり守って売るようにしましょう。