ヤフオクで最も不評なオプションが最低落札価格です。
入札しても「最低落札価格に達していません。」の表示が出るとがっかりしますよね。
この最低落札価格の意味って何なの?最低落札価格をつけるなら、最初からその価格で出品すればいいのに・・・
そう思いますよね。実際僕も19年以上ヤフオクで出品をしていますが、最低落札価格をつけて出品したことは今まで一度もありません。
そんな不評の最低落札価格の意味と活用方法についてお伝えします。
目次
最低落札価格とは?
最低落札価格は出品者が決めた最低落札価格以上の金額に達しないと入札できないオプションです。
オプションの金額は108円かかります。
最低落札価格が設定されているとこんな表示がされます。
最低落札価格の例
例えばスタート価格1円 最低落札価格10,000円に設定したとします。
この場合は、5000円で入札すると現在価格5000円。「最低落札価格に達していません。」と表示されます。
この場合は終了しても誰も落札できません。
最低落札価格を超えないで入札した人がいてオークションが終了した場合は、最低落札価格が表示されることになります。
もし1万円で入札した場合は現在価格10,000円になり、最低落札価格の表示は消えることになります。
最低落札価格を超えた場合は、普通のオークションになりライバルとの競りになります。
注意点
例えばライバルがいなくて自分1人が1円スタートのオークションに20,000円で入札した場合普通だったら入札価格は1円になりますが、最低落札価格が10,000だった場合は10,000円が現在価格になります
最低落札価格の表示は消えるので、自分ひとり入札したのにいきなり10,000円の入札価格になります。
簡単に言うと他の入札者ではなく最低落札価格がライバルになるということです。
出品者にとって最低落札価格のメリットとデメリットは?
最低落札価格のメリットって何?
一円スタートのメリットは以下の二つです。
- 安値スタートしても安く落札されない(目立つ)
- 相場の調査ができる
安値スタートしても安く落札されない(目立つ)・・・最低落札価格のメリットは、安値スタートしても安く落札されることを防ぐことができます。
それなりの価格でスタートした場合は、あまり注目されません。でも安値スタートをすると安く落札されるリスクがあります。
そこで最低落札価格を設定して安値スタートをすれば、注目されて安く落札されることを防ぐことができます。
ヤフオクは多くの人に見てもらうことで、たくさんの入札を呼び込むことができます。
安くスタートすることで安値順に並べてみたときは目立ちますし、価格が高くなった場合も入札者が増えるので入札者順に並び変えても目立ちます。
相場の調査ができる・・・低い価格からスタートしても安く落札されないので、相場を調べるときに便利です。今どれくらいの価格なら売れるのか調べることができます。
最低落札価格のデメリットは?
一番の問題点は入札者から嫌われることでしょう。最低落札価格を設定していると、質問欄から文句を言われることもあるそうです。
それに最低落札価格が設定されてると敬遠されてしまって、逆に入札されないこともあります。
入札する人にしてみればせっかく入札しても、入札できなかったら気分的に嫌ですよね。ライバルに高値更新されるのは仕方ないとあきらめがつきますが、最初から入札しても落札できない金額だと無駄な時間を使ったと後悔します。
入札者にとって最低落札価格とは?
入札は避けたほうがいい?
入札者にとって最低落札価格がある商品ってどうなんでしょうか?
敬遠されることによって安く落札されることもないとは言いませんが、絶対に落札できないような価格に設定されている場合もあります。
出品者が市場調査をしたい場合なんてありがちです。そうなるとあれこれ悩んで、金額を考えて入札したのに全く無駄になります。
どうしても欲しい商品なら別ですが、基本的に最低落札価格のあるものは避けたほうが無難です。
最低落札価格を知る方法はあるの?
最低落札価格はオークションが終わらないとわかりません。知る唯一の方法は出品者に質問して聞くことです。ただし質問しても教えてくれるかどうかはわかりません。最悪はブラックリスト入りされるリスクがあります。
僕が出品者で聞かれたらやはり教えないと思います。質問したからと言ってブラックリストには入れたりはしないですけど。最低落札価格を質問で答えてしまったら、それ以上の価格でほしいと思っている人しか入札しなくなります。そうなるとなかなか入札が入らなくなってしまいますよね。
せっかく有料のオプションをつけている意味がなくなるかなって思います。
まとめ
最低落札価格は有料ですし、さほど活用方法がないかなって思います。
もちろん試しに使ってみて使いどころがあるならいいと思いますが、僕としてはあまり使わないほうが良いと言うのが結論です。
市場調査をするときに使ってもいいと思いますが、入札者のことを考えてあまりにも高い価格を最低落札価格に設定すると不評を買います。
文句を言われて嫌な思いをするかもしれないので、注意しましょう。
入札するときもどうしても欲しい物とか、その人以外は出品していないとかでない限りは避けたほうがいいでしょう。
入札して落札できる見込みがないのは労力が無駄になります。