今年、ヤフオクやメルカリでたくさん売ったけどヤフオクでも確定申告って必要なの?
私物を売っただけなら基本的には必要ないぞ
ヤフオク歴20年の俊太です。私は商売としてヤフオクを利用しているので、当然確定申告をしています。
利益が出たら確定申告をしなければいけません。それは実店舗などのリアルなビジネスでもネットビジネスでも同じです。
ヤフオクやメルカリも同様です。ただし自分の私物を売った場合は、基本的には確定申告の必要ありません。
商売として仕入れた物を売っている場合は、確定申告が必要な場合と不要な場合があります。
ヤフオクやメルカリで確定申告が必要かどうかについてお伝えします。
目次
ヤフオクやメルカリで確定申告の必要がない人
ヤフオクやメルカリで売っていて確定申告の必要のない人は以下の人になります。
- 私物を売っている人(一部例外あり)
- 商売としてやっていて副業で20万より利益の少ない人
- 商売としてやっていて専業で48万より利益の少ない人
私物を売っている人(一部例外あり)・・・自分の私物を売っている場合は確定申告の必要はありません。ただし一部例外があります。
商売としてやっていて副業で20万より利益の少ない人・・・サラリーマンをしていて仕入れた物を売っていて利益を出している。でも利益が20万より少ない場合は確定申告の必要はありません。
商売としてやっていて専業で48万より利益の少ない人・・・学生や主婦など他の収入源がない場合の人。48万円より利益が少なければ確定申告の必要はありません。
売上と言うのは売れた価格になります。1万円で売れたら1万円の売り上げになります。
利益と言うのは1万円で売れた。そこから仕入れ価格と経費(商売をするのに使ったお金)を引いた価格が利益になります。
商売でやっている場合で確定申告が必要かどうかは売上ではなく利益の額で決まります。だから副業で年間100万売っていても確定申告が必要がない場合もあります。
ヤフオクやメルカリで確定申告が必要な人
ヤフオクやメルカリで確定申告が必要な人は以下の人になります。
- 1つ30万以上の高級品 骨董品や貴金属を売った場合
- 仕入れた物を売っている人で、副業で20万以上、専業で48万以上の利益がある人
1つ30万以上の高級品 骨董品や貴金属を売った場合・・・基本的に私物を売った場合には確定申告の必要がないのですが、1つ30万以上の高級品 骨董品や貴金属を売った場合は私物であっても確定申告が必要になります。
仕入れた物を売っている人で、副業で20万以上、専業で48万以上の利益がある人・・・仕入れた物を売っている。あるいは自分の自作したものを売っている。など商売でやっている場合は副業で20万以上、専業で48万以上の利益がある人は確定申告の対象になります。
確定申告をしないとばれるか?
確定申告をしないとばれるかどうかは、売り上げが大きければバレる可能性が高いです。
副業で20万ちょっとの利益ならばれない可能性もありますが、そこはルールなのでしかっかり確定申告をしましょう。
利益が少なければ確定申告をしても支払う税金も少ないです。
バレるのではないかドキドキするよりしっかり確定申告をしたほうがいいでしょう。
特に無申告は重いペナルティがあります。確定申告に自信がなくてこれでいいのか悩むこともあるかもしれませんが、間違っていても無申告よりはペナルティは小さいので必ず確定申告をしましょう。
確定申告のやり方の勉強はいつからすればいい?
私物を売っている人は関係ありませんが、これから仕入れた物を売って副業としてヤフオクやメルカリをやりたい。
そんな人はいつから確定申告のやり方を勉強すればいいかと言うと、副業だったら利益が20万を超えそうになったら勉強を始めましょう。
全然利益が出ていないのに、確定申告のやり方を勉強するのは無駄になります。
ただし2月に入ってからなどギリギリから確定申告の勉強をするのはお勧めできません。
ある程度余裕をもって勉強をするようにしましょう。
確定申告をする前にすること
確定申告の勉強は確定申告が必要になりそうなときでいいのですが、私物を売るのではなくヤフオクやメルカリを副業としてやっていく場合は今から確定申告の準備をしておきましょう。
するべき準備は以下の通りです。
- 仕入れた物の領収書を取っておく
- 経費になりそうなものの領収書を取っておく
- 私的な物とビジネスのお金を分ける(通帳とクレジットカード)
仕入れた物の領収書を取っておく・・・仕入れた物の領収書は必ず取っておきましょう。現金で仕入れ場合などは必須です。これがないと仕入れの証明ができません。
経費になりそうなものの領収書を取っておく・・・経費になりそうなものの領収書も必ず取っておきましょう。何が経費になるかわからなければとりあえずとっておきましょう。
レシートを見て内容がわからなければ忘れないように、何の費用なのかレシートにメモをしておきましょう。
私的な物とビジネスのお金を分ける(通帳とクレジットカード)・・・私的なお金とビジネスのお金が混じると計算が面倒になります。クレジットカードと通帳はビジネス専用の物を作っておきましょう。
経費になる物とならない物
経費になる物とならないものを大雑把でいいので理解しておきましょう。
経費になる物
経費になるのは以下の物になります。
- 交通費
- 勉強代
- 送料
- ヤフオクの手数料
- 同業者との食事
経費になるけど按分(あんぶん)が必要
経費にはなるけど按分が必要な物は以下の物になります。
- ガソリン代
- インターネット料金
- 家賃
- 携帯の料金
按分(あんぶん)ってあまり聞きなれない言葉かもしれません。これはビジネスと私用で両方使う時に割合で計算する物です。
仕入れに行くときに車を使った。でも私用でも車を使う。
こんな時には按分が必要になります。
ビジネスと私用が半分くらいだったら50%が経費になります。
でももしビジネスにしか使わない場合はすべてが経費になります。
経費になりそうでならない物
仕入れに行ったときの食事代
仕入れに行ったときに食事代は経費にはなりません。仕入れに行かなくてもどのみち食事はするものですからね。
ただし誰かと一緒に行ってそこでビジネスの話をした場合は経費になります。
確定申告のやり方
確定申告のやり方も大まかに覚えておきましょう。
1月1日から12月31日までの期間が対象になります。
通常は2月15日から3月15日までの間に確定申告の書類を提出しなければいけません。
考え方としては下記のようになっています。
売上-(仕入+ヤフオク手数料+経費)=利益
そして利益から控除を引いた金額で所得税の納税額が決まります。
年間の売り上げが1000万円を超えると消費税の支払いが2年後に来ます。
消費税は利益ではなく売り上げで納税額が決まります。
そのため利益が少なくても売り上げが大きければ支払う税金が多くなります。
12月31日に在庫の確認をしなければいけません。
在庫は現金と同じ扱いになります。
50万円分の在庫があると現金が50万あるのと同じ計算になります。
在庫が多すぎて現金が少ないと税金の支払いに苦労するのでそこは注意が必要です。
確定申告には青色申告と白色申告があります。
白色申告のほうが簡単ですが、青色申告のほうが控除が多く税金が安くなります。
利益が少ない場合は白色申告で問題ありませんが、専業で利益が多いなら青色申告にしたほうがいいです。
自分で青色申告をするなら確定申告ソフトは必須になります。
紙に帳簿付けをすることもできなくはないですが、かなりの手間で非常に難しいと思ってください。
確定申告が必要になりそうなら確定申告ソフトを買っておきましょう。
私は下記のソフトを使って確定申告をしています。
確定申告ソフトを使っても難しいという人は税理士に頼む方法もあります。
税理士に頼めば確定申告に時間を取られずにその分自分のビジネスに専念できます。
難点はそれなりの費用がかかることですね。
でも利益がたくさん出ているなら税理士に頼んだほうが結果的に得になります。
まとめ
- 私物を売っている人は確定申告の必要はない
- 私物でも30万以上の高級品 骨董品や貴金属は確定申告が必要
- 商売でやっている人は副業で20万以上、専業で48万以上の利益がある場合は必要
- 確定申告は対象の人はしないとペナルティがある
確定申告って慣れないと怖い。面倒だと思うかもしれませんが対象の人は必ずしましょう。