Amazonで販売する方法は2種類あります。FBA発送と自己発送です。FBAはAmazonの倉庫に預けると、そこからAmazonが発送してくれます。
自己発送は注文が来たら自分で発送する発送方法です。
どっちが便利かと言うと圧倒的にFBA発送が便利です。預けたら勝手に発送してくれるので手間がありません。
僕もほとんどの商品はFBA発送を利用しています。ただし一部自己発送する商品もあったりします。
今回は自己発送のやり方と、どんな物を自己発送したらいいかについてお伝えします。
自己発送のやり方
出品の方法
まずFBAと同じように出品手続きをします。出品するときは「私はこの商品を自分で発送します」にチェックを入れます。
在庫の数を1に変更するのを忘れないようにしましょう。
出品するをクリックすれば出品完了です。
説明文の書き方
FBAと違って自己発送の場合は「いつ発送するか?」「どんな方法で発送するか?」を説明文に書くようにしましょう。
これを書かないと見た人に敬遠される可能性があります。
いつ発送するかわからないと届くのに時間がかかるのではないのかと不安になります。どんな発送方法かわからないのも不安を感じます。例えば1万円するものを買って定形外郵便で届いたらなんか嫌ですよね。
特に評価の少ない人は、梱包方法もしっかり書いたほうがいいですね。
例
「状態良好です。プチプチにくるんでダンボール箱に入れゆうパックで24時間以内に発送します」
こんな感じで書くと良いでしょう。
24時間以内に発送する自信が無いなら、いつまでに発送するかは書き換えてください。説明文と違った発送方法や遅れた場合は悪い評価につながります。
発送方法の設定
Amazonの自己発送では発送方法は自由に選択できます。
Amazonで発送する時のおすすめの発送方法を4つ紹介します。
大きさ | 重さ | 厚さ | 送料 | 追跡 | 補償 | 集荷 | 渡し方 | 備考 | |
クリックポスト | 34㎝×25㎝以下 | 1キロ以下 | 3㎝以下 | 185円 | 追跡あり | 補償なし | 集荷なし | ポスト投函 | 全国一律料金 |
レターパックライト | 34㎝×24.8㎝ | 4キロ以下 | 3㎝以下 | 360円 | 追跡あり | 補償なし | 集荷なし | ポスト投函 | 全国一律料金 |
レターパックプラス | 34㎝×24.8㎝ | 4キロまで | 制限なし | 510円 | 追跡あり | 補償なし | 集荷あり | 手渡し | 全国一律料金 |
ゆうパック | 合計170㎝以下 | 25㎏以下 | 制限なし | 800円から | 追跡あり | 30万円まで | 集荷あり | 手渡し | 地域や大きさで送料が変わる |
クリックポスト・・・価格が安くて小さい物の発送に向いています。補償はありませんが追跡があります。ポスト投函が可能です。相手先のポストに投函されます。
金額の目安は2000円以下くらいまでの物
レターパックライト・・・大きさはクリックポストとほぼ同じです。速達扱いになります。補償はありません。ポスト投函可能です。相手先のポストに投函されます。
金額の目安は5000円以下くらいの物
レターパックライト・・・厚さ制限がないのでレターパックライトに入らないものでも送ることができます。集荷可能です。補償はありませんが相手に手渡しされるので安心です。
金額の目安は1万円以下くらいの物
ゆうパック・・・高額な物やレターパックプラスに入らない物の発送に向いています。30万までの補償があります。集荷可能です。手渡しで相手に届きます。地域と大きさで送料が変わります。遠い地域の人に買われることもあるので、値段設定に注意が必要です。
金額の目安は1万円を超える物
この他に定形外郵便やゆうメールなどもありますが、補償もなければ追跡もないためあまりお勧めできません。
売れたらどうすればいい?
売れた場合は登録したメールアドレスにメールがきます。もしくはセラーにログインしてもわかります。
Amazonの販売数が多い人は毎日Amazonセラーにログインしますが、まだはじめたばかりとか出品数が少ないとつい見落としがちになります。
売れたのに気づかないと、問題になりますので1日一回はログインするかメールのチェックを忘れないようにしましょう。
スマホがあればもっと便利です。Amazonセラーをインストールすればチャッチャンと音がするので売れたことがすぐにわかります。
セラーにログインすると未出荷に1があります。クリックをしましょう。
右側の納品書を印刷をクリックします。
お届け予定日に届くように発送しましょう。もし商品説明にいつまでに発送するということを書いてあるならその説明も守りましょう。
納品書の印刷をクリックして納品書を印刷しましょう。
納品書は一緒に入れることを忘れないようにしましょう。入れないと規約違反になります。
発送と梱包
発送と梱包方法は以下の通りです。
小さい物の発送方法(クリックポスト、レターパックライト、レターパックプラス)
用意する物
プチプチ ビニール袋 セロテープ ハサミ 透明テープ(テープカッター)
商品をビニール袋に入れてセロテープで止めます。
プチプチにくるんでセロテープでとめます。プチプチは大きなものをハサミで切ってもいいですし、数多く発送するならぷちぷちの封筒を買っておくと楽です。
クリックポストならテープで封をしたら発送手続きをして住所を印刷して貼り付けます。
レターパックなら住所を印刷して貼り付けます。
「Amazon.co.jp マーケットプレイスからの注文商品」と表示の義務があります。
手書きでもいいのですがエクセルで印刷して貼り付けたほうが楽です。
納品書と商品を入れてテープで止めましょう。
大きい物の発送(ゆうパック)
ゆうパックで発送する場合は箱に入れて発送しましょう。封筒でも発送できますが、箱に入れて発送したほうが壊れづらいです。
ヤフオクなどではリサイクルの箱を利用することが多いかもしれませんが、Amazonで売れた場合は中古の商品でも新品の箱を使うようにしましょう。
すぐに発送できるようにあらかじめ箱を買っておくといいですね。
ビニール袋に入れてプチプチでくるんでテープで止めましょう。
箱の中に入れて動かないように新聞紙を丸めて隙間を埋めましょう。
納品書を中に入れて透明テープでふたをします。
「この商品はAmazonマーケットプレイスの商品です」の表示を忘れないようにしましょう。
発送したら「出荷通知を送信」をクリックして発送通知をしましょう。
自己発送で売るものはなに?
AmazonのFBAはとても便利です。送ってしまえばあとは勝手に発送手続きをしてくれるので、手間がありません。
ただし一部は自己発送したほうがいい物があります。
自己発送をするものは以下の物です。
- FBA禁止商品
- 保管手数料が高い物
- すぐに売りたい物
- 長い間売れない物
- 併売したい物
FBA禁止商品・・・これは自己発送は当然ですね。あまりないかもしれませんが危険物・室温で管理できない商品・動植物・医薬品、医療機器などはFBAに送れません。
保管手数料が高い物・・・すぐ売れる物なら保管手数料が高くても問題ありませんが、売れるのに時間がかかって保管手数料が高い物は自己発送で出品するほうがいいでしょう。
すぐに売りたい物・・・今、流行っているものなどはFBAに送って、出品されるまでの時間が勿体ないこともあります。特にライバルがどんどん増えるものは、自己発送で素早く出品したほうがいいでしょう。
長い間売れない物・・・FBAに送って1年以上たつものは長期在庫保管手数料がかかります。値下げをして売る方法もありますが、相場が元に戻る可能性があるものは手元に戻して自己発送で出品しているとそのうちに売れることもあります。
併売したい物・・・個人的には併売はそれほどお勧めしていません。同時に売れる危険があるからです。同時に売れてしまったら悪い評価をもらうことになります。それにFBAでもマルチチャネルを使えば併売可能です。
まとめ
基本的には自己発送よりFBAで販売したほうが楽だし高く売れるので、FBAで売るようにしましょう。
ただし一部自己発送で売ったほうがいい物もあります。
自己発送で売る時には、説明文にいつ発送するか?どんな方法で発送するかを書くようにしましょう。
発送する時は説明文に書いた発送方法と発送期限を守るようにしましょう。
納品書を入れ忘れないように、「Amazon.co.jp マーケットプレイスからの注文商品」と表示するのを忘れないようにしましょう。
発送方法はクリックポスト、レターパックライト、レターパックプラス、ゆうパックがお勧めです。