何パーセントオフとか何割引きとかあるけどどう違うの?
あと10%オフがさらに10%オフってあるけどあれって20%オフってこと?
10%オフが10%オフになっても20%オフにはならないぞ
なんで?
これから詳しく解説するぞ
買い物をするときにこんな表記があることがあります。「2割引き」「20%オフ」欲しかったものが安く買えるのでテンションが上がりますよね。
でも割引と%オフってどう違うの?どう計算したらいいかわからない?消費税別の場合はどうなるのかわからない。
そんな人に向けて割引と%オフの計算方法についてお伝えします。
目次
割引と%オフの違い
割引と%オフの違いは基本的には変わりません。下記のようになります。
- 1割引きが10%オフ
- 2割引きが20%オフ
- 3割引きが30%オフ
- 4割引きが40%オフ
- 5割引きが50%オフ(半額)
- 6割引きが60%オフ
- 7割引きが70%オフ
- 8割引きが80%オフ
- 9割引きが90%オフ
パーセントオフの方はさらに細かく5%オフなどありますが、0.5割引きとはあまり言わないので細かい数字を出すときにはパーセントオフのほうが便利なのかもしれません。
計算式
割引の計算式を作りました。販売価格と割引のパーセントを入力すると購入できる価格がわかります。
割引の計算方法
計算式の解説
10%オフの商品があった、いくらの値引きでいくらで買えるのか?計算式をお伝えします。
1000円が10%オフの場合
1,000円が10%オフの場合の計算式は下記のようになります
1,000×0.9=900円
何でこうなるのか、具体的に解説しますね。
10%オフは商品価格の10%が引かれることになります。
別の言い方をすると10%オフと言うことは、本来の価格が100%に対して90%の価格で買えることになります。
1000円の商品が10%オフの場合は、1000円の10%が100円なので100円の割引になります。
1000円引く100円 合計900円で購入できます。
計算方法は10%オフだったら0.1をかけると割引される金額がわかります。
1,000×0.1=100円(割引される価格)
商品価格から割引される価格を引くと購入金額がわかります。
1000-100=900円(購入価格)
ただしこれだと2回計算しないといけないので一回で計算する方法があります。
1000×(1-0.1)=900円
この計算式だとちょっとわかりづらいかもしれません。
そこで1-0.1は暗算するようにしましょう。
- 10%オフは0.9
- 20%オフは0.8
- 30%オフは0.7
- 40%オフは0.6
- 50%オフは0.5
- 60%オフは0.4
- 70%オフは0.3
- 80%オフは0.2
- 90%オフは0.1
例
もし48%オフの場合は1-0.48=0.52になります。
商品代金に0.52をかけると購入金額がわかります。
1,000円の商品が48%引きだったら下記のようになります。
1,000×0.52=520円
電卓を使った計算
1000円が10パーセントオフだったら暗算でできますが、複雑な数字だと暗算するのは面倒ですよね?
そんな時は計算機を使って計算するようにしましょう。
「電卓なんて持ち歩かないよ」って思うかもしれませんがiPhoneには計算機のアプリもあります。
パーセントを使って計算する方法
10,000円の20%引きの計算方法
10,000を入力します。
-をタップします。
20を入力します。
%をタップします。
2,000と表示されました。これが値引きされる金額です。
=をタップします。
8,000と表示されました。これが購入金額になります。
すぐに購入金額を表示させる計算方法
10,000円の20%引きの計算方法
10,000を入力します。
×をタップします。
0.8と入力します。
=をタップします。
8,000と表示されました。これが購入金額になります。
このほうがすぐに結果が出るのでこの方法がお勧めです。
割引にさらに割引はどうなる
たまに20%オフの表示が貼ってあって、さらにセールで20%オフなんてこともあったりします。
「20%オフ+20%オフだから40%オフで計算しよう」
と考えるのは間違いです。
50%オフが50%オフになっても0円にならないのと同じです。半分が半分になっても0にはならないですよね?
試しに計算をしてみましょう。
10,000円が20%オフそこからさらにセールで20%オフ
いくらになるでしょうか?
10,000×0.8=8,000(20%オフ)
8,000×0.8=6,400(さらに20%オフ)
10,000円が20%オフさらに20%オフだと6,400円になります。
40%だと6,000円ですからね。400円違ってきます。
2回割引を計算すれば購入金額がわかりますが、例えば20%オフの表示の物がたくさんあってさらにセールで20%オフだったら、2回20%オフをするって面倒ですよね?
そんな時は一回で計算する方法があります。
先ほどの計算式
10,000×0.8=8,000(20%オフ)
8,000×0.8=6,400(さらに20%オフ)
これを一つにまとめると10,000×0.8×0.8=6,400になります。
20%オフの表示にさらに20%オフの場合、0.8×0.8の部分は変わりません。
0.8×0.8=0.64
20%オフの20%オフの場合は36%引きと言うことがわかります。
20%オフの20%オフの商品があったら商品価格に0.64を掛ければ購入金額がわかります。
これはどんな組み合わせでも使えます。
毎回2回割引を計算するより、1回で割引される計算をしたほうが早く計算ができます。
例
30%オフさらに30%オフの表示があった場合
0.7×0.7=0.49
30%オフさらに30%オフだったら0.49をかけると購入金額がわかります。
2,000円だったら2,000×0.49=980円
5,000円だったら5,000×0.49=3,200円
注意点
割引の表示がって割引きのセールがあった場合、割引にならない場合もありますし割引になる場合もあります。
計算をしてかごに入れてレジに持って行って、断られたら嫌ですよね。
「この20%オフからさらに20%オフになるんですか?」こんな感じで必ず店員さんに確認するようにしましょう。
消費税別の場合はどうなる
税別表示で20%オフの商品があった。そんな時はどうなるでしょうか?
消費税が10%だから5%オフの場合、商品に5%上乗せだから1.05をかければいいのでしょうか?
消費税別の場合も先ほどと原理は同じです。
まず商品代金に1.1をかけましょう。
そのあと5%オフなので0.95をかければ購入金額がわかります。
例えば税別1,000円の商品が5%オフ
1,000×1.1=1,100
1,100×0.95=1,045
購入金額は1,045円になります。
今回も同じように1回で計算できるようにしましょう。
1.1×0.95=1.045
消費税別で5%オフだったら表示価格に1.045をかければ購入金額がわかります。
もし20%オフだった場合
1.1×0.8=0.88
表示されている金額に0.88をかければ購入金額がわかります。
暗算をする場合
iPhoneを忘れたそんな時や計算する時間が惜しい。そんな時は暗算で計算するようにしましょう。
コツとしては完璧な答えでなくても大雑把にわかるようにすることです。
例えば3,980円が25%オフの商品がありました。
3,980円って計算をするの面倒ですよね。そんな時は4,000円と考えましょう。
25%オフと言うのは半分の半分です。
4,000円の半分が2,000円その半分が1,000円なので約1,000円の割引と言うのがわかります。
4,000円引く1,000円=3000円
正確に計算した場合
3,980×0.75=2,985円なので15円の差が出ますが、このくらいの差ならさほど気にしなくてもいいですよね。
もし3,480円の40%オフだったらどうでしょうか?
約3,500円と考えます。40%オフと言うことは半分よりちょっと少ないと考えられます。
3,500円の半分が1800円位なのでだいたい2,000円位なのかという予測ができます。
正確に計算した場合
3,480×0.6=2,088円なのでほぼあっていますね。
時間がない時は計算機を使うより、大まかな数字を考えて暗算をする方法もあります。
まとめ
- 10%オフは0.1をかければ割引価格がわかる
- 10%の購入価格を調べたいときは0.9をかける
- 割引されてさらに割引されるときは、割引価格をかけて計算する
- 外税方式の場合は消費税1.1をかけてから割引価格をかけて計算をする
- 暗算をするときはざっくりとあっているように計算をすると楽
割引があったらこの方法をぜひ活用してください。ただし割引の割引は店員さんに確認するようにしましょう。