ヤフオクで紛失
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ヤフオクで何度も取引していると、ごくたまにあるのが送った商品が、郵便事故で紛失をすることです。

幸い私は一度も経験がないのですが、ヤフオクをよくやっている友達は、送った商品が郵便事故で紛失したことがあったそうです。

送った商品の金額はなんと5万円。

5万円の商品を定形外で送った。結果どこかに消えてしまった。怖いですよね。

友達はどうしたかと言うと、落札者さんに半額返金したそうです。

半額とはいえ2万5千円は痛いですよね。落札した人にとっても5万円払って25,000円しか返ってこなかったわけですから。

もしこれがゆうパックだったら補償されるんでしょうけどね。

ヤフオクで送った商品が紛失してしまったときに、出品者はどうしたらいいか考察してみました。





ヤフオクで送った商品が紛失してしまったらどうしたらいいか?



落札者さんから「商品が届かない」と連絡があった。焦りますよね。そんな時は冷静になって以下の手順で考えましょう。

  • 送ったかどうか確かめる
  • 送り先は間違っていないか?
  • 追跡できる発送方法なら追跡を調べる
  • 事故調査依頼書を提出する

送ったかどうか確かめる・・・まずは送ったかどうかを確かめましょう。うっかり送ったつもりになっていた。なんてこともあったりします。

送り先は間違っていないか?・・・確かに送った。と言う場合は送り先に誤りがないか調べましょう。うっかり間違えて他の落札者さんに送ってしまった。なんてこともあったりします。

追跡できる発送方法なら追跡を調べる・・・定形外には追跡がありませんが、それ以外のクリックポストとかなら追跡をしてみましょう。ポストに投函済みの場合は家族の誰かがポストから取り出して、どこかに置いてある可能性があります。落札者さんに聞いてみましょう。

事故調査依頼書を提出する・・・確かに送った。住所も間違えていない。追跡しても見つからない。そんな時は落札者さんと相談の上、事故調査依頼書を提出しましょう。

見つからない場合はどうしたらいいか?



事故調査依頼書を提出しても見つからなかった。そんな時はどうしたらいいでしょうか?ゆうパックなど補償のある発送方法なら郵便業者が負担をしてくれます。

問題になるのが定形外郵便やクリックポストなどの補償のない発送方法の場合です。この場合は落札者か出品者。どちらかが損をすることになります。

補償がある発送方法は?

まずは補償のある発送方法かどうか考えてみましょう。

補償のある発送方法は以下の発送方法になります。

  • ゆうパックやヤマト宅急便など
  • ゆうパックおてがる版・ヤフネコ宅急便
  • 宅急便コンパクト
  • ヤフネコのネコポス

ゆうパックやヤマト宅急便など・・・30万までの補償あり

ゆうパックおてがる版・ヤフネコ宅急便・・・30万までの補償あり

宅急便コンパクト・・・3万までの補償あり

ヤフネコのネコポス・・・3千円までの補償あり

補償にはそれぞれ限度額がるので注意が必要です。

ヤフーオークション補償は使えるの?

未着・未入金トラブルお見舞い制度は詐欺の時のみに使えます。出品者が商品を送って、郵便事故によって紛失してしまった場合は使えません。

オークション補償は落札者が出品者と話し合ってそれでも解決しない場合に警察へ相談を行うことが前提です。だから郵便事故に関しては自己責任になります。

法律的にはどうなるの?

法律的に言うと「出品者が責任を持たなければいけない」という決まりはありません。

ただし以下の2点が重要になります。

  • 発送方法に補償のある発送方法を選択できるようになっている
  • 商品説明に「補償のない発送方法の場合は、紛失しても返金できません。」と書いてある

このことを主張することによって、返金には応じないという方法もあります。

ただし落札者さんが文句を言うのも自由です。結局のところ話し合いで解決しないといけないことになります。

出品者はどうしたらいいか?

私だったら全額返金しちゃいます。なぜかというと面倒だからです。

とある掲示板で見た話ですが、2000円で売ったものを補償のない発送方法で送ったら紛失してしまった。落札者さんから届かないと連絡があって、事故調査依頼書を提出したけど結局見つからなかった。

「補償のない発送方法を選択したのは、落札者様なので返金しません」と言ったら落札者さんから「こちらはお金を払っているのに商品が届かないって納得がいかない。」と返事が来て何度もやり取りして結局1週間くらい揉めたそうです。

たった2000円で文句を言われて、1週間も揉めるって正直その労力が無駄だと思います。

確かに商品説明に「補償のない発送方法は紛失しても責任持てません」と書けば法律的には問題ないのかもしれません。

でも落札者さんの気持ちになってみたら、お金を払って商品が来ないって納得するわけないじゃないですか。

落札者さんにしてみたらたまにヤフオクを利用するだけかもしれません。商売で出品している人にとって見たら、ごくまれに2000円損してもそんなのは誤差の範囲内です。

文句を言われて嫌な思いをするくらいなら、返金してしまったほうが気分よく次にいけます。

ただあくまでも私の考えなので、返金しないという方針をとるのも自由です。ただしその場合は、文句を言われて嫌な思いをするのは避けられません。気持ちをとるか、お金をとるかどちらかを選択することになります。


補償のない発送方法は利用しないほうがいいか?



紛失が怖いから、補償のない発送方法は利用しないほうがいいのでしょうか?私としては、補償のない発送方法も利用したほうがいいと思っています。

すべての商品を補償のある発送方法のみにしたら、金額の安いものは送料のほうが高くなってしまって売れません。でも何万円もするものを補償のない発送方法で送って、紛失したらと思うと怖いですよね。

そこで、価格の高いものは補償のある発送方法のみを選択できるようにして、価格の安いものは補償のない発送方法も選択できるようにしましょう。

どこまでが価格が安いと思うかによりますが、私だったら3000円未満のものは定形外郵便やクリックポストを利用できるようにします。

5000円未満のものはレターパックライトを利用できるようにします。

5000円以上1万未満のものはレターパックプラスも利用できるようにします。
(レターパックは補償はありませんが定形外に比べて紛失する可能性は低いと思います)

1万円以上の物は補償のある発送方法のみにします。

大きさや重さの関係でレターパックを利用できない場合は、3000円以上の場合はゆうパックのみにすることもあります。

この辺は個人の価値観なので、自分思うように設定しましょう。

ヤフオクの発送方法について詳しくはこちらを参照してください。

まとめ



ヤフオクで売れて送った商品が紛失してしまった場合は、郵便局に事故調査依頼書を提出して調べてもらいましょう。

無事に見つかればいいですが、見つからない場合もあります。

補償のある発送方法の場合は、発送した業者が補償をしてくれます。

補償のない発送方法で発送した場合は出品者か落札者のどちらかが損をすることになります。

商品説明に、「補償のない発送方法の場合郵便事故にあっても責任はとれません」と書いて補償をしないということもできますが、落札者さんともめることもあります。

落札者さんと揉めるのが面倒なら返金したほうが楽です。

値段の高いものは補償のある発送方法のみで発送するようにしましょう。もし定形外やクリックポストでの発送依頼があっても断ったほうが無難です。

郵便事故は確率として高くはありませんがないとは言い切れません。リスクを考えておくことも大切です。

「様々なヤフオク関連記事を書いてきましたが、一番の土台となるのが以下の記事です。

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