PayPayフリマの価格の相談
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私はヤフオクをスタート当初から利用していますが、PayPayフリマも早速利用を始めました。まだ見ている人が少ないようなので、そんなにがっつりとは出品していませんけどね。

ヤフーが始めたサービスですが、PayPayフリマはヤフオクよりメルカリによく似ています。

ただしPayPayフリマはメルカリと違いもいろいろあったりします。その一つが「価格の相談」です。

メルカリでは値下げはコメントでやり取りするのが一般的ですが、PayPayフリマは「価格の相談」という機能があってコメントでの値下げ交渉は禁止されています。

「価格の相談」はPayPayフリマ独自の機能なので、いまいちよくわからないという人もいるかもしれませんね。

今回はPayPayフリマの「価格の相談」のやり方からコツまでお伝えします。

価格の相談の特徴



価格の相談の主な特徴は以下の通りです。

  • PayPayフリマから出品されたものにすべて適用される
  • ヤフオクからPayPayフリマに出品されたものには適用されない
  • 80%が下限
  • 300円よりは安くできない
  • コメントでの値下げ交渉禁止
  • 断る必要がない
  • 出品者は値下げ歓迎をアピールできる

PayPayフリマから出品されたものにすべて適用される

PayPayフリマから出品したものすべてに「価格の相談」の機能が付きます。PayPayフリマから出品したら「価格の相談」をつけないということはできません。

ヤフオクからPayPayフリマに出品されたものには適用されない

ヤフオクから出品した商品も条件を満たせばヤフオクからPayPayフリマに、同時に出品することもできます。この場合は「価格の相談」の機能は付きません。

80%が下限

80%を下回る価格をつけることはできません。価格の相談をタップすると相談したい価格を入力できます。(○円~○円で入力)と80%の価格が表示されるので計算する必要はありません。

もし下限を下回る価格を入力しても、受け付けてくれません。

300円よりは安くできない

PayPayフリマの最安値は300円です。このため300円の商品は価格の相談ができません。320円の商品があった場合は、価格の相談の下限は300円までになっています。

コメントでの値下げ交渉禁止

コメントでの値下げ交渉は禁止されています。下記画像のように表示されるので、コメントからの値下げ交渉はほぼないと思っていいです。

断る必要がない

価格の相談があっても出品者はそれを受けることはできますが、断る必要はありません。価格の相談があっても受けなければ24時間後に自動的に取り消しになります。

出品者は値下げ歓迎をアピールできる

出品するときに「値下げ歓迎の吹き出しを表示」にチェックを入れることで値下げ歓迎をしていることをアピールできます。

ちょっとだけ高めに出品しておいて、価格の相談をしてくる人の中から高値を付けてくる人を選ぶことが出来ます。

ただ値下げ歓迎の吹き出しを出しておいて何度も交渉しても値下げに応じないと、質問欄から批判される可能性もあるので注意が必要です。

価格の相談の手順

価格の相談の手順を見てみましょう。

まずは購入を希望している人が価格の相談をタップします。




相談したい価格を範囲内で入力して、価格の相談を送るをタップします。



これで出品者に通知が行きます。

出品者は断る時は何もする必要はありません。

相談を削除することもできますが何もしなくても24時間後に自動的に却下されます。

相談を削除しても何もしなくても、両方とも相手には拒否したことは伝わりません。

24時間たっても返事がない場合、拒否されたということになります。

もしその値段で売ってもいいと思うなら、この価格で同意しますか?で「はい」をタップします。

すると価格の相談した人に通知がいきます。

価格の相談した人が、その価格で購入すれば取引成立になります。24時間以内に購入しない場合は、取引不成立で元の値段に戻ります。


価格の相談の注意点

価格の相談をしていても、基本早い者勝ちです。たとえば1万円の商品がありました。9千円で価格の相談があって、出品者が同意しても出品は1万円で続けられています。

ここで1万円で購入する人がいたら、たとえ同意していても9千円で価格の相談をした人は、購入することができません。

購入するためには、同意されたらすぐに購入しないと他の人に取られることもあります。

これは同意する前でも同じです。

また価格の相談があって、その価格で同意しても相談した人が、回答した時間から24時間以内に買わないと取引は不成立になります。この辺は昔あったヤフオクの値下げ交渉のシステムと違うところですね。





メルカリとの比較



メルカリの値下げ交渉との比較を表にしてみました。

PayPayフリマ メルカリ
手間がかららない 手間がかかる
細かいやり取りができない 細かいやり取りができる
大幅な値下げをされない 大幅なな値下げの要求がある
時間がかかる 時間がかからない

手間がかからない

メルカリはコメントから値下げ交渉が頻繁に来て、コメントされた場合は、そのまま無視するわけにはいかないから、それが面倒という意見がよく聞かれます。

PayPayフリマはそんな煩わしい値下げ交渉がなく、すべて価格の相談からになります。

価格の相談があって断らなくても24時間以内に受けなければ、自動的に断るシステムも出品者にとって負担がありません。

価格の相談する側もコメントを考えなくてもいいし、気軽に価格の相談ができます。

大幅な値下げをされない

80%より低い価格での交渉もできません。メルカリだと大幅な値下げのコメントがあったりします。実際に僕もメルカリで2万で出品している物に「1万円でどうですか?」と言うコメントが来たことがあります。大幅な価格の相談をされても嫌な気分になるので、その辺は考えられているなって思いますね。

細かいやり取りができない

ただしPayPayフリマの価格の相談にもデメリットがあります。

PayPayフリマの価格の相談は受けるか、返事をしないかの2通りです。「もうちょっと高ければ受けるんだけど」と言う場合でも返事をしない以外の選択肢がありません。

メルカリだったらたとえば1万円の商品に8千円で価格の相談が来た場合は、9千円でどうですか?などとやり取りをして決めることができます。

時間がかかる

メルカリだったらコメントをすれば、受けるにしても断るにしてもすぐに回答をしてくれます。

PayPayフリマはOKする場合はすぐに回答があるかもしれませんが、断られる場合は必ず24時間待たなければいけません。

すぐにやり取りをしたい人には、ちょっと不満が残るかもしれませんね。

購入者としての価格の相談

どんなものなら値下げに応じてくれるか?



PayPayフリマの価格の相談は簡単です。相談するのも気楽にできますし、出品者も断る文面を考えることもなく簡単です。

だから「もう少し安ければ買うのに」と思うものがあったら気楽に、価格の相談をすると良いでしょう。

ただしできれば、値下げに応じて欲しいですよね。そこで出品者の立場でどんな物だったら値下げに応じる可能性が高いのかお伝えします。

値下げに応じる可能性の高い物は以下の3つです。

  • 長い間売れない物
  • 売れるのに時間がかかる物
  • 値下げ歓迎の吹き出しを出している

長い間売れない物・・・長い間売れないと、多少値下げしてでも売りたいと思います。たとえば1万円で売っていて、なかなか売れない。そんな時は9千円に下げようかと思っていても、8500円で価格の相談があればまあいいかと思ってOKをすることがあったりします。

長い間売れていないものがあったら、価格の相談をしてみるといいでしょう。

売れるのに時間がかかる物・・・長い間売れないものに似ていますが、最近出品したものでもこれは売れるのに時間がかかるだろうなってものがあったりします。そんなときに価格の相談があったらOKしてしまいがちです。

値下げ歓迎の吹き出しを出している・・・価格の相談はヤフオクから出品されているもの以外すべての出品にできます。ただ値下げに応じたくないという人も多くいます。それに比べて値下げ歓迎の吹き出しを出している人は、値下げに応じてくれる可能性が高いです。


逆に値下げされづらい物は、最近出品されたものや、よく売れる物は値下げしてもらえる確率は低くなります。

再度交渉するのはありか?



一度価格の相談をして、24時間たっても回答がなかった。もう一度価格の相談をしてもいいのでしょうか?

前回よりは高い値段だったら、当然もう一度価格の相談をしてもいいと思います。

(同じ価格で価格の相談をする場合は、してもいいかもしれませんが、出来たらある程度時間をおいてからのほうがいいでしょう)

価格の相談は細かいやり取りができません、1万円の商品で8千円だったら断るけど9千円だったらOKと言う場合もあったりします。

まとめ



PayPayフリマの価格の相談についてまとめてみました。

  • PayPayフリマから出品されたものにすべて適用される
  • ヤフオクからPayPayフリマに出品されたものにはつかない
  • 80%が下限
  • 300円よりは安くできない
  • コメントでの値下げ交渉禁止
  • 相談する人も出品する人も手間はかからない
  • 細かいやり取りはできない
  • メルカリに比べてやり取りに時間がかかる
  • 出品者は価格の相談を歓迎していることをアピールできる

PayPayフリマの価格の相談はメルカリのコメントでやり取りするのに比べて、手間がかかりません。

ただしやり取りするのに時間がかかります。

これはどちらのシステムが良いかと言うと好みの問題になります。

メルカリの値下げ交渉のコメントが面倒だと感じる人にとっては、PayPayフリマの価格の相談は便利です。

しかしやり取りして値下げしてもらうのが楽しいと感じる人や、すぐに買いたいと思う人にとってはメルカリのほうが好まれるでしょう。

PayPayフリマとメルカリはよく似ていますが、このシステムの違いは大きいと思いますね。


「様々なPayPayフリマ関連記事を書いてきましたが、一番の土台となるのが以下の記事です。

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