ヤフオクでレターパック
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僕はヤフオクで毎月10件くらい発送していますが、5000円以下で割と小さい物の発送に、よく利用しているのがレターパックです。

ヤフオクで売れたときにはいろいろな発送方法があります。送料の高い発送方法から送料の安い発送方法などいろいろありますが、それぞれに一長一短があったりします。

今回はレターパックライトとレターパックプラスの発送方法についてお伝えします。





レターパックとは?


レターパックにはレターパックプラスとレターパックライトの2種類があります。

それぞれの違いを見てみましょう。

レターパックプラスとは?

送料は全国一律520円です。

専用の封筒を購入してその中に送りたいものを入れて発送します。

大きさは34㎝×24.8㎝で厚さの制限はありません。ふたが閉じればOKです。

重さは4キロまでです。

ポスト投函もできますが厚さが3センチを超えるとポストに入らないことが多いので、その場合は集荷か窓口での発送になります。

配達は受取先に手渡しされます。

壊れたり紛失した場合の補償はありません。

レターパックライトとは?

送料は全国一律370円です。

専用の封筒を購入してその中に送りたいものを入れて発送します。

大きさは34㎝×24.8㎝で厚さの制限は3㎝までです。

重さは4キロまでです。

ポスト投函もできますし窓口での発送も可能です。

ただ集荷はしてくれません。

配達は受取先のポストに配達されます。

壊れたり紛失した場合の補償はありません。

レターパックの注意点


レターパックライトとプラスの両方共通ですが日付指定や時間指定はできません。

送料の着払いや代引きなどの定形外やゆうメールで使えるようなオプションは利用できません。

購入先は?


全国の郵便局で購入できます。ローソンやミニストップなどのコンビニでも購入可能です。

また金券ショップで安く買うこともできます。

まとめて購入する場合は、ヤフオクで買うこともできます。

どこで送れるか?


郵便局の窓口でもポスト投函でもできます。レターパックプラスなら集荷にも対応してくれます。

コンビニでの発送は、コンビニに置いてあるポストに投函することはできます。

ただしレターパックプラスの場合、厚さが3㎝を超える場合はポストに投函できません。

コンビニのポストにも入らないのでその場合はコンビニでは預かってくれないので、集荷してもらうか郵便局の窓口で送ることになります。

コンビニ発送ができない問題点

コンビニで発送できないのは、環境によっては不利になります。自分かもしくは家族が家にいて集荷に対応してくれる場合はいいのですが、そうではない場合。

1人暮らしで昼間働いている場合は、集荷もできないし郵便局の空いている時間に行けません。ゆうゆう窓口もありますが、家から遠いことも多いし夜中はやっていない場合もあります。

この場合は、ポスト投函できない3センチを超えるレターパックプラスの発送は利用しないほうがいいでしょう。

発送方法

郵便番号と送り先の住所、自分の住所、品名を書きます。ボールペンで書いてもいいですが、印刷して透明なテープで張り付けたほうが楽です。

頻繁にレターパックで発送するなら、エクセルでテンプレートを作っておきましょう。

文字の大きさは18くらいがちょうどいいでしょう。

送り先は毎回変わりますが、自分の住所は変わらないので自分の住所を印刷できるようにしておきましょう。


ただし透明テープで張り付けるときは左側(赤の枠で囲った部分)にはみ出さないようにしましょう。

(テープを張ると郵便局の方で消印が押せなくなります)

郵便番号と品名だけ手書きにして住所は印刷して貼り付けるのが簡単です。

テープをはがすとノリが付いているので、ふたをしましょう。外れないようにさらにテープで止めてもOKです。

追跡番号の部分(黄色の枠で囲った部分)をはがしてから送りましょう。

窓口の場合は受付の人が忘れなければ渡してもらえますが、ポスト投函する時などはがし忘れると追跡番号がわからなくなります。

複数発送する時など名前を書いて間違わないようにしましょう。

もし失敗したら?

書き間違えたり張り間違えたりすることもあると思います。

その場合は、郵便局に失敗したレターパックを持って行って、手数料を41円払えば交換してもらえます。

レターパックで送れる物と送れない物

レターパックではゆうメールのように送れる物に指定はありません。

ただし普通の郵便物と同じで、以下の物は送れません。

  • 現金
  • 貴金属等の貴重品
  • 爆発物・毒劇物等の危険物等

壊れ物も送ることができませんので注意が必要です。

補償などもないのであまり高価なものを送るのは、止めたほうがいいでしょう。

ただしレターパックプラスには追跡があって手渡ししてくれるので、定形外郵便に比べたら行方不明になることは少ないと思います。

壊れ物の定義

レターパックでは壊れ物は送れません。でも壊れ物の定義って何でしょうか?例えば本や服・ハンカチとかなら間違いなく壊れ物ではありません。

はCDやDVDソフトではどうでしょうか?かなり圧力をかければ壊れるかもしれませんが、ぷちぷちでくるめばそこまでの心配はしなくても大丈夫だと思います。

それではデジカメとかはどうでしょうか?壊れ物だとは思いますが、レターパックプラスで送っても壊れることは滅多にないと思います。

ただし補償がないのであくまでも自己責任になります。

フィギュアとかは、潰れる可能性があるのでレターパックでは送らないほうがいいでしょう。感覚としては軽く圧力をかけただけで壊れるものは、送らないほうが安全です。

大きさや重さがオーバーした場合は何で送れればいいか?


重さや大きさが問題でレターパックで送れないものは、何で送ればいいでしょうか?

重さが原因で送れない場合

重さが原因で送れない場合は、ゆうパック(おてがる版)かヤフネコ宅急便が最安値になります。ただし集荷には対応していないので集荷してほしい場合は、ゆうパックかヤマト宅急便での発送になります。

大きさが原因で送れない場合

定形外郵便は長辺60㎝以下合計90㎝以下なら発送可能です。ただし重い場合は送料が高くなるので向いていません。

定形外郵便で送れる大きさを超えているもしくは重い(1キロを超える)場合は、ゆうパック(おてがる版)かヤフネコ宅急便が最安値になります。




他の発送方法との比較


ヤフオクで売れたときに使える主な発送方法は以下の14種類です。それぞれを比較してみましょう。

大きさ 重さ 厚さ 送料 追跡 補償 集荷 渡し方 匿名 備考
ゆうパック 合計170㎝以下 25㎏以下 制限なし 800円から 追跡あり 30万円まで 集荷あり 手渡し 匿名なし 地域や大きさで送料が変わる
宅急便 合計160㎝以下 25㎏以下 制限なし 907円から 追跡あり 30万円まで 集荷あり 手渡し 匿名なし 地域や大きさで送料が変わる
ゆうパック(おてがる版) 合計170㎝以下 25㎏まで 制限なし 600円から 追跡あり 30万円まで 集荷なし 手渡し 匿名なし 出品者負担で全国一律料金・大きさで料金が変わる
ヤフネコ宅急便 合計160㎝以下 25㎏以下 制限なし 600円から 追跡あり 30万円まで 集荷なし 手渡し 匿名 出品者負担で全国一律料金・大きさで料金が変わる
レターパックプラス 34㎝×24.8㎝ 4キロまで 制限なし 520円 追跡あり 補償なし 集荷あり 手渡し 匿名なし 全国一律料金
レターパックライト 34㎝×24.8㎝ 4キロ以下 3㎝以下 370円 追跡あり 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名なし 全国一律料金
宅急便コンパクト専用BOX 20㎝×25㎝ 制限なし 5㎝以下 380円+箱代65円 追跡あり 3万まで 集荷なし 手渡し 匿名 出品者負担で全国一律料金
定形外郵便 長辺60㎝以下合計90㎝以下 4キロ以下 追跡なし 120円から 追跡なし 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名なし ポストに入らない場合は手渡し・重さで送料が変わる
ヤフネコネコポス 31.2㎝×22.8㎝ 1キロ以下 2.5㎝以下 195円から 追跡あり 3000円まで 集荷なし ポスト投函 匿名 出品者負担で安くなる
ゆうパケット おてがる版 合計60㎝以内 1キロ以下 3㎝以下 175円 追跡あり 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名 郵便局やコンビニでも受け取れる
ゆうメール 34㎝×25㎝以下 1キロ以内 3㎝以下 180円 追跡なし 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名なし 送れる物に制限あり・重さで送料が変わる
クリックポスト 34㎝×25㎝以下 1キロ以下 3㎝以下 185円 追跡あり 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名なし
スマートレター 25㎝×17㎝ 1キロ以下 2㎝以下 180円 追跡なし 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名なし 専用封筒で発送
ミニレター 16.5㎝×9.2㎝ 25g以下 62円から 追跡なし 補償なし 集荷なし ポスト投函 匿名なし 専用封筒で発送

ヤフオクで発送する時はできるだけ安い発送方法が好まれます。

ただし発送方法を選ぶうえで安さだけでは選んではいけません。発送方法を選ぶ基準は以下の5つです。

  • 送料
  • 送る手間
  • 補償や安心度合い
  • 送れる物
  • 送れる物のサイズや重さ

送料・・・送料に関してはレターパックはさほど安くはありません。クリックポストは185円で送れますしヤフネコネコポスは出品者負担で225円、落札者負担なら195円で発送可能です。レターパックは低額なものとゆうパックなどの高額な発送方法の中間位です。

送る手間・・・レターパックは一番手間がかかりません。ゆうパケットおてがる版やヤフネコは、コンビニで発送しなければいけなくてかなり手間がかかります。ゆうメールも中身をみえるように発送しないといけません。クリックポストはネットで決済をしてラベルを印刷するので面倒です。定形外郵便も重さによって金額が変わるので、ポスト投函する場合はきっちり重さをはかる必要があります。

補償や安心度合い・・・レターパックは補償がありません。定形外郵便やゆうメールと違って追跡はありますが、ヤフネコネコポス(3000円まで)宅急便コンパクト専用BOX(3万円まで)のほうが補償があるので安心度は負けます。

送れる物・・・レターパックはゆうメールと違って送れる物に制限はありません。信書も送ることができます。ただヤフオクで売った場合信書を送ることはあまりないと思うのでさほど重要ではありません。

送れる物のサイズや重さ・・・サイズはクリックポストやゆうメールとほぼ同じ大きさです。ネコポスよりやや大きいです。レターパックプラスの場合は3㎝より厚い物を送ることができます。重さが4キロまでになっているので、あまり大きくないもので重い物を送るのには向いています。

レターパックで発送するのが一番安い物は?


レターパックは重さが4キロまでになっています。

ヤフネコネコポス、ゆうメール、クリックポスト、ゆうパケット おてがる版は1キロまでです。1キロをちょっと超えたら発送不可能になります。

大きめの本や2冊だと1キロをオーバーすることもあります。その場合は、発送方法はレターパック、定形外郵便、宅急便コンパクト専用BOX、ゆうパック、ゆうパックおてがる版、ヤマト宅急便、ヤフネコ宅急便
になります。

宅急便コンパクトBOXの出品者負担がレターパックライトの次に安い380円です。落札者負担した場合は地域によって送料が異なります。それと大きさが25㎝×20㎝より多少大きい場合はレターパックでの発送が一番安くなります。

具体的に言うと長辺が32㎝×19㎝厚さが3㎝以内の本(複数の本でもOK)があったとします。重さが1キロを超えるので安い発送方法では送れません。

レターパックライトが最安値になります。ただし本の重さで1キロを超えるのは、レターパックライトぎりぎりの大きさになります。

3㎝を超えた場合はレターパックプラスか宅急便コンパクト専用BOXになりますが、長辺が25㎝を超えた場合は、宅急便コンパクト専用BOXでは送れないのでレターパックプラスが最安値になります。

出品時にレターパックを設定する物


出品するときに発送方法を設定しますが、複数選択できるようにして落札者さんに選んでもらうことができます。

どんな物にレターパックを選択できるようにすればいいかと言うと、下記の条件をすべて満たしている物です。

  • レターパックで発送できる物
  • 壊れにくい物
  • 1万円より安い物

レターパックで発送できる物・・・これはまあ当たり前ですが意外にありがちです。発送しようと思ったら入らなかった!!なんてことにならないように、出品する前に大きさを調べておきましょう。特にレターパックライトの場合は3㎝を超えないか気をつけましょう。

壊れにくい物・・・ゆうパックやヤマト宅急便に比べると、レターパックは壊れやすいです。壊れやすい物もレターパックでは発送しないようにしましょう。

1万円より安い物・・・行方不明になることは滅多にないですが補償がないので、高額な物はやめたほうがいいでしょう。いくらに設定するかは人それぞれです。5千円を高いと感じるなら、5千円より高い場合はレターパックでの発送はしない設定にしたほうがいいでしょう。

発送方法をレターパックのみにする場合

落札金額が安いけど大きさの関係でクリックポストで発送できない場合は、レターパックプラスのみの発送にするのもありです。定形外郵便や宅急便コンパクト専用BOXで発送できる場合もありますが発送するのに手間がかかります。

逆に落札価格がそこそこ高い場合(8000円くらい)はクリックポストなどの発送方法は選択できないようにして、レターパックプラスのみにする方法もあります。(レターパックプラスとゆうパックを選択できるようにしてもOKです)

まとめ


ヤフオクで何か売れたときレターパックで発送する一番の利点は、他の発送方法に比べて手間がかからないことです。

全国一律なので重さやサイズで料金が変わりません。

発送する時もレターパックライトならポスト投函できますし、厚くてポストに投函できないレターパックプラスは集荷してもらうこともできます。

ただし集荷できる環境にない場合は注意が必要です。

送料はクリックポストやヤフネコネコポスに比べたら割高ですが、ゆうパックやゆうパックおてがる版やヤマト宅急便やヤフネコ宅急便よりは安く送れます。

補償がないので安心度合いではヤフネコや宅急便コンパクトには劣りますが、定形外やゆうメールに比べたら、追跡もあるし大きさも大きいのでどこかに紛れて行方不明になる可能性も少ないです。

レターパックライトで送るもので最適な物は、レターパックライトの大きさに入るもので、1キロを超える本。

レターパックプラスで送るもので最適な物は、厚さが3センチを超えて長辺が25㎝を超えて重さが1キロを超える本です。

金額的な事を考えるとレターパックが最安値で送れる物は、あまり多くありません。

ただし他の発送方法に比べて、手間がかからないのがメリットです。

あまり高価なものを送るのには向いていませんが、そこそこの値段の物を送るにはレターパックは便利です。